技能ビザとは
技能ビザは、熟練した技能と豊富な実務経験を持つ人が取得できる就労ビザです。このビザでできる仕事や要件について見ていきましょう。
技能ビザでできる仕事
技能ビザでできる仕事は、以下の9種類です。中でも、①の外国料理の調理師として働くケースが多く見られます。
ビザの取得に必要な実務経験は、職種によって異なります。
対象職種 | 求められる実務経験年数 |
---|---|
① 外国料理の調理師・外国特融の食品製造 (例:中国料理・フランス料理のコックなど) | 10年以上 |
② 外国特融の建築・土木 (例:バロック方式・中国式などの建築、土木) | 5年または10年以上 |
③ 外国特融の製品製造・修理 (例:ペルシャ絨毯の製造など) | 10年以上 |
④ 宝石、貴金属、毛皮の加工 | 10年以上 |
⑤ 動物の調教 | 10年以上 |
⑥ 石油探査の海底掘削、地熱開発の掘削、改定鉱物探査の海底地質調査 | 10年以上 |
⑦ 航空機の操縦 | 250時間以上の飛行経歴 |
⑧ スポーツ指導 | 3年以上 (またはオリンピック等の出場経験) |
⑨ ワイン鑑定等 | 5年以上 (あわせて国際ソムリエコンクールの出場経験なども必要) |
技能ビザを取得するための要件
技能ビザを取得するための主な要件には次のようなものがあります。
- 業務内容が上記の①~⑨に該当すること
- 実務経験の要件を満たすこと
- 外国人と会社との間に雇用契約等があること(委託契約や請負契約等も可)
- 日本人と同等以上の報酬を受けること
- 会社の経営状態が安定していること
国内の外国人がビザ申請をする場合は、それまでの滞在状況に問題がないことも必要です。たとえば、犯罪や納税の不履行などの法令違反があると、許可を得られない場合があります。
技能ビザを取得するポイント
技能ビザの申請にあたり、入管では長期間かけて慎重に審査を行う傾向があります。そのため、他のビザに比べて許可を得るまでの時間が長くかかるケースが見受けられます。
スムーズに入管の審査をクリアし、短期間で許可を得るには、外国人の実務経験や業務内容についてしっかりと立証できる資料を提出することがポイントです。
外国人を雇用する会社の経営状況も審査の対象となるため、外国人を継続的に雇用していけるだけの事業の安定性があることを示すことも重要です。

技能ビザの取得でお困りの際には,お気軽にお問い合わせください。